Q&A
ムラタクリニック
患者さんから寄せられる色々な質問について
 患者さんからの質問
 新型コロナは、胃腸症状がありますか?
 胃痛や胃が重いなど最近あり、検査しても異常なしと言われたのですが?
左下腹部の痛みが時々あります。便秘はないのですが、コロコロした便がでます。
Q 新型コロナは、胃腸症状がありますか?
A
 ウイルス性胃腸炎です。下痢 吐き気 発熱 時に腹痛を伴います。排便内にはウイルスいるため、排便後は、手洗いアルコール消毒してくだいさい。
感染性胃腸炎には、原因よりウイルス性、細菌性があります。
ノロウイルスによる胃腸炎は、良く知られています。カキなどの海産物を食べた後、下痢 嘔吐がひどいのが特徴です。
細菌性の場合は、卵、肉などによるサルモネラや鶏肉などによるカンピロバクターがあります。熱 腹痛など伴う事が多いですが、ウイルス性か細菌性かは症状から鑑別が難しい場合が多いです。原因をみるためには、採血や便培養など原因菌を検査する必要があり、病院などの受診を勧めます。
吐物、便は感染源となるため、取り扱いに注意してください。
ノロウイルスの場合は、アルコール消毒が効かないため、ハイターなど、薄めた液で消毒してください。また最近はインフルエンザによる胃腸炎も報告されています。



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Q 胃痛や胃が重いなど最近あり、検査しても異常なしと言われたのですが?
A
仕事が忙しくストレスがある場合 夜遅く過食をする場合、アルコールをのみすぎる場合、胃が重たい、きりきりと痛むなどの症状がある人を詳しく内視鏡で見ると、筋状の発赤や、小さなびらんを伴っていたり、食道の下端にびらん(潰瘍より浅い、粘膜の傷)がある場合があります、多分ストレスにより、胃酸の量が増えたり、体を動かさないために、胃腸の動きが悪くなり、胃酸が胃の中に溜まりやすくなったためと考えられます。
従って、まずは、食寝る2時間前は、食事をしない、夕食は消化の良いものを食べるように特に、油物、消化の悪いものを沢山食べないようにすること、夕食後軽いストレッチなどを行ったりして少し体を動かす。など行ってみてください。改善しなければ、病院受診してください。



通常の内視鏡では、所見なしと判断されます(上段)
狭帯域光で検査すると小さいびらん(潰瘍より浅い変化)
が観察されました。

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Q 左下腹部の痛みが時々あります。便秘はないのですが、コロコロした便がでます。
A
大腸がんを否定したいので、便潜血検査は行いましょう。
女性であれば、婦人科の病気 たとえば内膜症なども痛みの原因となります、大腸がけいれんして痛みがおこる場合があります。大腸に憩室などがある場合、炎症を起こして、痛みが強くなる場合があります。心配であれば、大腸内視鏡検査をお勧めします。緊張すると腸は痙攣します。とくに腸内にガスがたまっていた場合、強い痛みを生じます。また便が固くたまっていた場合、食事をすると腸は蠕動運動が起こります。すると強い痙攣が起き、コロコロとした便がでます。便が固い場合は、繊維ものを食べること、また腸内を酸性にし、悪玉の菌を排除し、異常なガスの発生をおさえるため、ヨーグルトを食べたり、整腸剤を服用してみてください。腸を動かすため、運動すると腸は動くようになります。ストレスは腸の蠕動運動を停止させたり過収縮をおこさせたりするため、ストレス発散も重要です。睡眠不足は腸の運動を抑えるため、睡眠も6時間確保する様にしてください。


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Q 検診で血圧が高かった
A
 検診では、緊張もあるので、血圧は高めに出ることがあります。可能ならば、血圧計購入して、朝、起きた時3回ぐらい測定して、記録してください。朝の血圧が上が135以上、下が85以上であれば、塩分を控えてください。特に気を付けたいのがスープ類、ポテトチップスなどのスナック類は塩分濃度が高いので食べ過ぎていたら、止めましょう。普段は140位で、検診で、160〜170と上昇した場合、緊張したせいだから大丈夫と放置しないでください。すなわち、緊張するような場面では、高い血圧となると自覚してください。減塩しても下がらない場合は薬の服用を勧めます。放置すると、心臓に負荷がかかり、不整脈や心肥大など合併します。また腎臓にも負荷がかかります。血管硬化も招きます。、


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Q 検診で腹囲が基準以上と言われた。
A
 腹囲が、100以上ある場合はは内臓の脂肪量が多く、この場合、心臓などの周りなどあらゆる部分に脂肪が溜まっている可能性があります。同時に中性脂肪が高い、血糖値が高いとなれば、色々な合併症を生じます。心筋梗塞、脳梗塞など死につながる病気を発症するため、ダイエット、運動に取り組んでください。病気を発症してからでは、元の状態に戻らない可能性も高く、真剣に食事制限行ってください。


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Q 検診で肝機能障害を指摘された。
A
 肝機能は、肝臓内の細胞が炎症などで、壊れた結果、血中にAST(GOT), ALT(GPT)の酵素が放出されると上昇します。この値が急に500以上となれば、ウイルスによる炎症や、薬剤による炎症などが考えられ、病院受診が必要です。慢性の肝障害の場合はせいぜい50前後ですが、100以上になる場合は、肝臓が固くなる可能性(将来肝硬変など)があります。高脂血症が原因であれば、動物性の油(肉の油、卵など)控える、中性脂肪が高ければ、甘いもの、炭水化物を控える、アルコール量が多ければ、飲酒を控えてください。なかなか下がらない場合は、クリニックなど受診してください。


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Q 検診で、膵臓が描出されない、見える部分で異常なしと書かれていたが膵がんが心配です。
A
膵臓はおなかの中で最も深い位置にあります。膵臓は頭部、体部、尾部とへそ上のおなかを横断するように位置しています。また膵臓の上には胃、大腸など、ガスを含む臓器があり、超音波は、空気があると、音波が吸収され見えません。このため、超音波検査で膵臓全体を観察することは難しいのです。
従って、家族歴に膵がんがある、アルコールをたくさん飲む、糖尿病で血糖値が急に上がったこのような場合は膵臓に異常があるかもしれません。超音波検査のみでなく、CT検査、超音波内視鏡検査なども取り入れて検査してください。
 

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Q ヘリコバクター除菌すれば、胃の検査は必要ないの?
A
 ヘリコバクターピロリ菌は胃炎を起こします。幼児期に感染してから除菌するまで10年20年と経過した場合、除菌後でも胃粘膜に炎症が残っている場合があります。また、胃粘膜の萎縮が強い人もいます。このような場合は、胃がんのリスクがあるため、定期的な検査が必要です。また時には再感染する場合もあるため、時々は抗体検査を行ってください。


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